トールビョーン・ラーティ(Torbjorn Lahti)氏

持続可能なスウェーデン協会会長

スウェーデンへのお誘い

持続可能な社会のビジョンをもって、非営利の会員組織である「持続可能なスウェーデン協会」を2000年に設立しました。持続可能な社会を実現すために、大きな社会変革が必要です。協会の会員は共通の認識をもって先駆者として社会の変革プロセスに貢献をしようとしている企業や組織です。仲間と一緒に90年に設立したエーサム社は協会の中心メンバーです。

日本など外国からの来客は、環境と持続可能な開発の分野において、スウェーデンで何を学ぶことができるのでしょうか。スウェーデンでは持続可能な社会を目指し、20年にわたって取り組んできた経験をもっています。変革の起点から結果まで、人々の行動、開発された新技術など、目に見える社会変化のよい事例を紹介できます。概念や知識のソフト面から産業や生活の分野で見れるハードまで、それらを結ぶ教育や社会参画など、変革プロセスの各段階の経験を紹介できます。

以前の旅行参加者から、そして2001年秋に日本を訪れた経験から、日本でも多くの先駆的な取り組みがあることを知っています。喜ばしいことです。日本の取り組みを励ましながら、日本とスウェーデンの学び合う交流を推進したいです。ツアーは参加者にとってのインスピレーションになるのが私の願いです。20年の自分の経験を分け合い、持続可能な日本の実現を応援したいと思います。

プロフィール

トールビョーン・ラーティ(Torbjorn Lahti)氏は1980年代前半に、スウェーデンとフィンランドの国境沿いにあるスウェーデン初の環境自治体、オーベルトーネオ(Overtornea)市の地域社会づくりに取り組んで以来、多くの自治体で教育者として活躍してきました。その中で、「地域発展のためのアジェンダ21ガイド」という教材も開発しています。

氏は2001年から5年間、ローバツフォシュ(Robertsfors)市の新規プロジェクトのチーフとして勤めています。ローバツフォシュ市は、バルト海に面するスウェーデン北部の小さな自治体で、人口は約7,300人、ローバツフォシュ市街地区ではわずか2,100人です。この、無名に近い小さな自治体が今、持続可能な社会の先端的事例になろうと挑戦しています。

今回のプロジェクトでは、民主主義、住民全員の参加、若者の参加が強調されていて、環境教育はその社会変化を呼び起こすものだと捉えられています。プロジェクトがスタートすると、ローバツフォシュ自治体のすべての住民に参加の扉が開かれます。例えば、「環境企業家教育」の実施が予定されており、プロジェクト終了時点には、新企業設立とそれらに伴う雇用創出が期待されています。



(c) Lena Lindahl / Sustainable Sweden Association 2005